【山口】秋芳梨を児童にプレゼント

丁寧に作られた地域の恵みをじっくり味わいました。美祢市の小学校に特産の秋芳梨が贈られました。秋吉小学校の児童に贈られたのはいまが旬の秋芳梨です。地元の特産を味わってもらおうと毎年、市内すべての小中学校に贈られています。=秋芳梨生産販売協同組合・戎隆明組合長=「水と土地と太陽の光、それに加えて排水がいいということが秋芳梨を甘くしている理由です」児童たちは、生産者から秋芳梨の特徴や1年を通した梨づくりの作業について聞きました。=児童=「梨農家の皆さんが色々大変な作業をされて大切に育てられた梨を頂けるなんて本当にうれしいです」贈られた秋芳梨はさっそく給食に出されました。3年生は6月に梨の袋掛け作業を体験していて思い入れもひとしおです。=児童=「袋を掛けるのが大変だった」「今年が一番うまい」「甘いから自慢できそうでうれしいです。おいしい」子どもたちは地域の恵みがたっぷりつまった秋芳梨を味わっていました。

【山口】全国初 バイオディーゼル燃料のテスト運行

全国初の取り組みです。環境にやさしい燃料と期待される「次世代バイオディーゼル燃料」をつかった列車のテスト運行が始まりました。=yab記者=「いつもと変わらないように見える岩徳線ですが側面には植物の芽があしらわれたステッカーが貼られています」JR西日本は二酸化炭素の排出削減にむけた取り組みとして「次世代バイオディーゼル燃料」で走る列車の導入を目指しています。原料となる植物が成長するときに二酸化炭素を吸収するため環境に優しい燃料とされています。「次世代バイオディーゼル燃料」を使ったテスト運行は岩徳線で客を乗せて1日3往復行われます。営業運転での導入は全国初です。=JR西日本イノベーション本部・玉置誠一担当部長=「営業路線で開始するということは未来への一歩だと思っている。お客様に快適に使っていただくことで社会のCO2削減につながるということを改めて感じることができた」テスト運行は約5カ月間行われ、エンジンや車体に影響がなければ来年度以降に「次世代バイオディーゼル燃料」が導入される予定です。

【山口】周防大島町の死体遺棄事件 初公判

周防大島の自宅で亡くなった母親の遺体を放置していたとして死体遺棄の罪で起訴された兄弟の初公判が行われました。兄弟はいずれも罪を認めました。起訴されているのは周防大島町久賀の無職河井健司被告(50)と弟の裕二被告(45)です。起訴状などによりますと兄弟は今年3月ごろ同居していた母親が死亡したのに埋葬せず、自宅に放置していたとして死体遺棄の罪に問われています。山口地裁岩国支部で行われた初公判で兄弟はいずれも起訴内容を認めました。検察側は犯行の動機について、母親の死亡が知られると年金による収入がなくなり、母親が請け負っていたミカンの皮むきの内職の収入も途絶えると考えたと指摘しました。また兄弟で話し合うことはなかったがふたりとも同じ考えだったとして詐欺の罪で追起訴する方針を示しました。次回の裁判は来月22日に開かれます。

林芳正官房長官が総裁選出馬を正式表明

今月行われる自民党総裁選に衆議院山口3区選出の林芳正官房長官が出馬を表明しました。打ち出したのは困っている人に手を差し伸べる「仁の政治」。地元からは期待の声が上がっています。=林芳正官房長官=「自民党総裁選挙への出馬を決意させていただきました」林さんは衆議院議員会館で記者会見を開き、総裁選出馬を正式に表明しました。防衛、農水、文科、外務、官房長官。歴任してきた閣僚の経験をもとにした政策を発表しました。そして。慈しみや思いやりを意味する「仁」の文字を掲げ「人にやさしい政治を行う」と述べました。7月、官房長官就任後初めて、約7カ月振りに山口に帰郷した林さん。=林芳正官房長官=「『いずれ総裁に』というお声をたくさんいただきましたのは政治家冥利に尽きる事でございまして、そういう志をしっかりと持ち続けて、精進を続けていきたいというふうに思っております」この時は総裁選の対応は明言せず「岸田政権を支えていきたい」と話していた林さん。しかしその約3週間後岸田総理が退陣を表明したことを受け、参議院議員時代の2012年以来となる総裁選への挑戦を決断しました。県内では「山口9人目の総理」の誕生を望む声が上がっています。=柳居県議会議長=「林芳正先生が防長政治の理念と誇りと責任を持って国家・国民のためにご活躍をいただけるということのようでございまして大変うれしく思っています」自民党県連は3日県庁近くの国道9号沿いに事務所を移転しました。総裁選では、県連としては個別の候補者を支援できないルールとなっているため林さんを応援するかどうかは各議員の判断に委ねるとしています。=友田幹事長=「地元から立たれるということについては非常に重く受け止めておりますし、私どもが個々に、どういうことができるかということも考えて今からやっていかなくてはいけないと思っています」林さんの地元、下関市でも。=市民=「期待するものは大きいですよね。(林さんのよさは)バランス感覚じゃないの。それと、語学力が堪能」「地元やったら出てくれて頑張ってくれたらうれしいですね。なったらいいけど、厳しいかなあっていう感じ」=下関後援会・岡本会長=「一言でいえばこの人なら日本を任せられる、それなりの経験と実績を積んでおられる。日本の中で大いに活躍していただけるようバックアップしたい」自民党総裁選は今月12日告示、27日投開票で、過去最多の立候補者数となる見通しです。