山口農業高校が薬物乱用防止のVR動画制作
山口県警と高校の生徒会が薬物乱用防止を呼びかけるVR動画を作成し、お披露目会が行われました。県警によると去年、県内で大麻に関わる犯罪で検挙されたのは24人でそのうち20歳未満が約30%を占めていたということです。こうした未成年の大麻に関する犯罪を防止しようと県警と山口農業高校の生徒会が協力してVR動画を作成しました。制作期間は約3カ月間。同世代向けの動画に加え、小学生など幼い子ども向けの動画も作りました。=生徒会長・藤村竜馬さん=「大麻とか犯罪には手を染めて欲しくないし、大麻の入り口って言われているたばことかお酒とかもルールを守って生活してほしい」=藤本華穂さん=「見る前でも見た後でも大麻がいけないっていうのは変わらないが、いけないっていう思いが強くなった」=山本心大さん=「大麻の危ないところとかインターネットで見れるところとかも表現されていたのでよかった」完成した動画は県警のユーチューブチャンネルで公開されます。
「一時の気の迷いで後悔」 海自岩国基地の隊員・盗撮で処分
海上自衛隊岩国航空基地の隊員が神奈川県内で盗撮をしたとして停職の懲戒処分を受けました。17日付けで停職4カ月の処分を受けたのは海上自衛隊の岩国航空基地隊に勤務する47歳の海曹です。岩国航空基地隊によりますとこの隊員は2022年7月神奈川県のJR横浜駅でカメラ付き携帯電話を使いスカートの中を盗撮したとして警察の取り調べを受けました。海上自衛隊の聞き取りに対して「一時の気の迷いによる軽率な行為でとても後悔しています」と事実関係を認めているということです。岩国航空基地隊の礒貝晋一司令は「服務指導を徹底し、同種事案の再発防止に努める」とコメントしています。
【山口】防衛副大臣が岩国訪問
防衛省の本田太郎副大臣が岩国市を訪れアメリカ軍岩国基地が抱える課題について福田市長と意見交換を行いました。本田副大臣は岩国基地の視察に合わせて市役所を訪れました。会談は冒頭を除き非公開で行われ岩国基地が抱える課題について約30分間、意見を交わしました。現在、防衛省は滑走路の沖合移設に伴い、住宅防音工事の対象区域の見直し作業を進めています。会談の中で、見直し作業の進捗についても説明があったということです。=福田良彦市長=「(防音区域の見直しは)何年も先というのではなく、今は最終的な調査をしている。最終的な見直し作業の局面にあるという主旨の説明を受けた」岩国市からはアメリカ軍関係の動きについて国がきちんと情報を収集し速やかに市に伝えて欲しいと要望したということです。
【山口】車いすひき逃げ事件 飲食店経営の被告に実刑判決
酒を飲んで車を運転し、山口市で車いすに乗った男性をひき逃げして死亡させた罪に問われている男の裁判です。山口地裁は懲役3年の実刑判決を言い渡しました。山口市の飲食店経営虎谷聡被告(45)は去年11月、酒を飲んで車を運転し、山口市穂積町の市道で車いすに乗っていた70代の男性をはねて死亡させ現場から逃げた罪に問われています。これまでの裁判で検察側は、「被告はこれまで酒気帯び運転を10回以上繰り返していて再犯の恐れがある」として懲役4年6カ月を求刑していました。判決公判で山口地裁の安逹拓裁判官は「重大な事故を起こしたにも関わらず現場を逃走したことは自己中心的」と指摘。「突如命を奪われた被害者の苦痛は察するに余りある」として、虎谷被告に懲役3年の実刑を言い渡しました。