【山口】高校生が赤ちゃんとのふれあい体験
防府市の高校で赤ちゃんとのふれあい体験がありました。乳幼児ふれあい体験には防府高校の衛生看護科の3年生19人と10組の親子が参加しました。生徒たちはおもちゃで遊んだりミルクをあげたりしながら子どもたちとの距離を縮めていました。中庭では、池で泳ぐ亀や金魚に興味を示す子どもたちを優しく見守っていました。また、赤ちゃんのエコー写真なども見せてもらいながら妊娠中や出産の話などを熱心に聞いていました。=高校生=「普段小さい子と関わることってあまり無いので、接し方が難しいなと思いました」「実習で小さい子とふれあうこともこれからあると思うので、この経験を実習に活かしたいです」防府高校では19日にもふれあい体験が行われます。
掃海艇の沈没事故で運輸安全委が下関基地隊へ
福岡県沖で火災が発生し沈没した掃海艇。行方不明者の発見には至っていません。午後には掃海艇が所属する海上自衛隊下関基地隊に運輸安全委員会が調査に入りました。福岡海上保安部によりますと10日午前海上自衛隊下関基地隊所属の掃海艇「うくしま」で火災が発生。その後、火が燃え広がり11日午前8時半ごろ船が沈没しました。出火元とされるエンジンルームにいたとみられる古賀辰徳3等海曹が行方不明となっています。船は水深約40メートルの海底で船底を上にした状態で沈んでいるということです。海上保安部は12日午前7時半から11時までの間に潜水士による船内の調査を3回行いましたが行方不明者を発見できませんでした。海上保安部は潜水調査は終了し今後は海上を捜索することにしています。中谷防衛大臣は…。「地元の方々をはじめ、国民の皆様方には大変なご心配をおかけすることとなりまして、このような事態をが発生したことにつきまして、防衛大臣として重く受け止めている次第でございます」中谷大臣は今月16日から日向灘で予定していた日米共同の掃海特別訓練を中止すると発表しました。沈没した「うくしま」も訓練に参加する予定でした。これは2015年に下関基地隊で撮影した「うくしま」です。掃海艇の役割は海中に敷設された「機雷」を除去することです。関門海峡やその周辺海域で発見される機雷の爆破処分を行ってきました。機雷が磁気に反応して爆発するのを防ぐため掃海艇の多くは木造船です。最近は繊維強化プラスチック製の船が導入されていますが「うくしま」も木造でした。懸命の消火活動にも関わらず木造の「うくしま」から出た火の勢いは収まらず転覆、そして沈没しました。午後3時、「うくしま」が所属する下関基地隊に運輸安全委員会が調査に入りました。=運輸安全委員会・川島隆史調査官=「まず関係者の方、それから乗組員の方中心にですね、お話を伺おうと思っています。火災事故ですので火災発生の状況、それからその前後の状況ですね、それについてお伺いできればと思っています」調査は関係者への聞き取りなどから原因究明にあたるもので13日も続けられる見通しです。
【山口】ウクライナ人ニーナさん高校で講演
山口県下松市在住のウクライナ人女性が、周南市の高校で講演を行い、平和の大切さをうったえました。南陽工業高校が、人権をテーマに開いた講演会に招かれたのは、ウクライナ出身で下松市在住の古谷ニーナさんです。ニーナさんはウクライナには、長く自由を守る戦いを続けてきた歴史があることを、紹介しました。そしてロシアによる侵攻が続く中、平和への思いを語りました。=古谷ニーナさん=「ウクライナの戦争の例で、世界には今安全な場所はないと思います。みなさんと手をとりあって、この世界を安全にしていきたいと思います。」講演のあと、生徒一人ひとりが生徒が水色と黄色のウクライナの国旗を掲げ、ニーナさんに感謝の気持ちを伝えしました。
周南市大津島「回天」戦没者の追悼式
決死の出撃が始まってから今年で80年となります。人間魚雷「回天」で戦死した搭乗員たちの追悼式が周南市大津島で10日行われました。太平洋戦争末期大津島には回天の訓練基地が置かれていました。1944年11月8日に「回天」が初めて出撃したことから大津島では毎年この時期に追悼式が行われています。式では地元の中学生や高校生が平和への思いを語りました。中学生「回天特攻会の悲劇の作戦は何度聞いても恐ろしく悲しい気持ちになります。戦争イコール原爆と思われがちですが原爆のほかにも悲惨な出来事があったことを忘れてはいけないと思います」。戦死した回天搭乗員や整備員は145人。平均年齢はおよそ20歳でした。遺族「若い方が高校生中学生がいろいろお話しいただいて継承していかないとだめということが改めて胸によみがえってきました」.およそ100人の参列者は慰霊碑に白い菊の花を手向けていました。