【山口】萩市笠山群生林のツバキが開花

観光名所となっている山口県萩市笠山でツバキの開花が宣言されました。例年より1カ月以上遅い開花です。色あざやかに咲く赤い花。萩市の笠山椿群生林には約2万5000本のヤブツバキが自生しています。28日、7本の基準木が全て花をつけたため萩市が開花を宣言しました。萩市によりますと例年は12月中に開花していますが今シーズンは去年9月末まで続いた猛暑などの影響により1カ月以上遅れたということです。現在はまだつぼみが多く、今後2月から3月にかけて集中的に花が開くと予想されています。群生林では2月15日から1か月間、恒例の「萩・椿まつり」が開催されます。

湯田温泉の旅館などが山口市に300万円寄付

観光振興に役立ててほしいと山口市の湯田温泉の宿泊施設が市に300万円を寄付しました。寄付を行ったのは「湯田温泉旅館協同組合」と温泉街の複合施設「かめ福オンプレイス」です。「かめ福」の梅林社長が伊藤市長に300万円の目録を手渡しました。山口市は去年ニューヨークタイムズの「行くべき街」選ばれました。その効果で湯田温泉はコロナ禍前の実績に迫るほど宿泊者数が伸びています。=梅林社長=「いま空前の湯田始まって以来の追い風が吹いているのでこれをさらに伸ばしていただく、そういうきっかけになればというふうに思っています」この寄付金を来年秋に山口県内で開かれる大型観光キャンペーンのイベントなどの費用に充ててほしいということです。

【山口】平和や健康を祈願 下関の住吉神社でワカメを供える「和布刈祭」

1月29日は旧暦の元日にあたります。下関市の住吉神社で、ワカメを供える和布刈祭がおこなわれました。夜が明けきらぬ午前6時、住吉神社では壇ノ浦で刈り取ったばかりのワカメが供えられ平和や人々の健康などを祈願しました。和布刈祭は約1800年前の旧暦の元日に、神功皇后が人々の幸せを祈って壇ノ浦のワカメを供えたことに由来する神事です。潮の流れが速い壇ノ浦で育ったワカメは、たくましく限りない命を与えてくれるとされています。神事のあと、境内では縁起物の「開運わかめ」が並びました。早朝の寒さの中、参拝客は幸運をもたらすというワカメを買い求めていました。

【山口】徳山動物園に展示のSL 改修作業が終わり移設作業

今しか見られない姿で戻ってきました。周南市の徳山動物園のSLの改修作業が終わり、元あった場所に移す作業が行われました。今から85年前、1940年に製造され岩徳線などを走っていたSL・D51。54年前から徳山動物園の入口で展示されていましたが、去年10月から改修作業が進められてきました。クレーンで運ばれる様子は、まさにSLの空中散歩です。今しか見られない改修中の姿。ファンも興味深く見守っていました。これから3月末までに塗装が施される予定です。