【山口】山口財務事務所「景気の下振れリスク」

山口財務事務所は経済の見通しについてアメリカの関税政策による景気の下振れリスクが高まっているとの見方を示しました。=山口財務事務所 津田 展稔 所長=「化学・鉄鋼・電気機械といった幅広い業種から、自動車向け製品の販売数量減少を懸念していると、自分の業種への影響も出てくるのではといった声がある。」トランプ関税を巡って、日米両政府での交渉が続けられていますが、先行きは不透明な状況です。山口財務事務所は、県内の経済情勢について8期連続で「緩やかに回復している」とする一方で、景気の下振れリスクが高まっていると見通しを示しました。県内企業へのヒアリングでは、現時点での影響は無いものの製造業を中心に今後の悪影響を懸念する声が多く聞かれたということです。

【山口】強盗予備事件 逃走車両盗んだ男に実刑判決

去年10月光市で起きた強盗予備事件について実行犯の少年らの逃走用に、車を盗むなどした罪に問われている男の判決です。山口地裁は男に懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡しました。住居不定無職の高橋勝博(48)被告は去年10月、光市で強盗をしようとした少年3人を逃走させようと仲間と共謀して乗用車1台と別の車のナンバープレート2枚を盗んだ罪に問われています。初公判で高橋被告は起訴内容について認めていましたが「強盗用の車だとは思わなかった」などと話していました。23日の判決公判で山口地裁の安達拓裁判官は「仲間と移動するためのレンタカーを手配し、運転手を務めるなど一連の犯行で果たした役割を軽視できない」「別の事件で仮釈放中にもかかわらず犯行に及んだことは規範意識に問題がある」として高橋被告に懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

【山口】国際電話のうそ電話詐欺被害で100万被害

若い世代にも詐欺の被害が広がっています。きっかけは国際電話でした。防府市の20代男性が警察官を名乗るうその電話で現金100万円をだまし取られました。警察によりますと今月18日、防府市の20代男性のスマートフォンに「+」から始まる国際電話の着信がありました。男性は「クレジットカードが料金滞納状態。」「不正利用されたのであれば被害届を出してください」などと言われ北海道警察本部の警察官を名乗る男に電話を転送されました。その後、LINEのビデオ通話で警察手帳を見せられ「マネーロンダリングに関わっているか調べるのでお金を振り込んでください」などと言われました。話を信じた男性は2回にわたって現金100万円を振り込みだまし取られたということです。警察は捜査機関がLINEなどのSNSを使ってお金を求めることはあり得ないとして注意を呼び掛けています。

【山口】若手が定着する企業とは

yabは県内企業の成長を支援する新たなプロジェクトを始めます。その名も「UPDATEYAMAGUCHI」です。人材の価値を最大限に引き出し企業の成長を支援することを目指しています。きょうは、若手社員が定着する職場の作り方をテーマにした勉強会を開きました。民間企業の人事担当や管理職など約30人が参加した勉強会。人材の育成や定着に関する課題について、専門家の分析などを聞きました。また助産師として働きながら、産後うつなどの社会課題に取り組むために会社を立ち上げた岸畑聖月さんの講演もありました。岸畑さんの会社WithMidwifeは企業の従業員向けのオンライン相談サービス「TheCARE」を提供しています。大手企業なども注目するこのサービスは医療の専門知識を活かして心身の健康や子育て、介護などの相談に対応していて多くの導入実績があります。=岸畑さん=「企業専属でちゃんと付いて、そこの企業の制度だったり、仕組みだったり、課題だったり、社風だったりっていうのを、しっかり熟知したうえで、従業員の方から相談が来たら、健康に対してアドバイスをするだけでなく、こういう制度を使いながら両立できますよこういう制度を会社に申し出ることができますよという働き方のアドバイスまでをする…」岸畑さんは若手社員のメンタルヘルスと離職は強い相関があり、結婚や出産、子育てなどについて個別の丁寧な対応が必要とアドバイスしていました。。