【山口】長生炭鉱でピーヤのがれき撤去作業

83年前の水没事故で183人が犠牲となった宇部市の長生炭鉱では遺骨の収拾に向けた活動が続いています。6月の潜水調査に向け、障害物の撤去作業が行われました。1942年に発生した水没事故で犠牲となった人たちの遺骨が今も海の底に残されたままの長生炭鉱。遺骨の収拾を目指す市民団体は「ピーヤ」と呼ばれる排気筒から潜水調査を予定しています。ダイバーがスムーズに潜れる空間を確保するため初めてクレーンを使って障害物を撤去していきました。約2時間の作業で6本の鉄骨が撤去され、そのなかには長さ9mにも及ぶものもありました。=ダイバー=「今までの作業でものすごく邪魔してたのが大きな鉄管だったのでかなり大きく進展したかなと思います」=長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会・井上洋子共同代表=「沖のピーヤからご遺骨に近づいていくルートが開通できるというのがまずは大事なことで、一歩一歩ご遺骨に近づいていく準備はできていると思います」市民団体は6月の潜水調査に向けて引き続き撤去作業を続けていくということです。

【山口】萩八景遊覧船に安全確保の命令書

許可されていない夜間運航をしていたとして中国運輸局が萩市の萩八景遊覧船に対し安全確保に関する命令書を出しました。中国運輸局によりますと萩八景遊覧船は日没から日の出の間は運航できない条件となっていました。しかし去年8月、日本海の夕日を鑑賞するコースで日没後に運航をしていたと萩海上保安署から指摘がありました。中国運輸局が立ち入り検査をしたところ条件外の運航のほか安全教育の記録の不備などがあったということです。中国運輸局は16日付けで「萩八景遊覧船」に対し運行条件や安全管理規定の順守などについて具体的な改善措置を文書で報告するよう命令書を出しました。

【山口】全国学力・学習状況調査はじまる

文部科学省が全国の小・中学生を対象に実施している学力テストが県内でも行われています。全国学力・学習状況調査は児童生徒の学力を調べ今後の授業の改善に役立てることなどを目的に文部科学省が毎年行っています。小学6年生と中学3年生が対象で県内では約400校、2万200人がテストを受けています。教科は国語、算数・数学に加えて3年に1回行われる理科です。中学理科は初めてタブレット端末を使ったオンライン方式で実施されインターネット回線へのアクセス集中を防ぐため4日間に分散して行われています。結果は7月頃に文部科学省が公表する予定です。

【山口】関門海峡とチューリップの絶景!4万本が咲き誇る 下関市の火の山公園

関門海峡が一望できる下関市の火の山公園では、色とりどりのチューリップが満開を迎えています。7種類・約4万本が咲き揃うチューリップ園は、2009年に姉妹都市のトルコ・イスタンブールから球根が贈られたのをきっかけに整備されたものです。他にもネモフィラやパンジーなどが見ごろで、訪れた人たちは写真を撮ったりして楽しんでいました。現在、火の山一帯は再整備事業が行われていて駐車場は使えませんが、4月21日まで下関市が無料のシャトルバスを運行しています。