【山口】周防大島町で事故 被害者死亡
7日、周防大島町で車にはねられた女性は、搬送先で死亡が確認されました。警察は運転していた90歳の男を逮捕し、詳しく調べています。7日の午後、周防大島町東安下庄で普通車が反対車線を乗り越え、縁石の内側の歩道を歩いていた女性をはねました。女性は高齢とみられ、ドクターヘリで搬送されましたが死亡が確認されました。警察は、運転していた周防大島町西安下庄に住む無職で90歳の河合博夫容疑者を、現行犯逮捕しています。警察は、容疑を過失運転致死に切り替えて詳しく調べる方針です。
「人生の主導権は自分で」いすゞ自動車会長が母校で講演
自動車業界のトップリーダーが後輩にエールです。トラック大手「いすゞ自動車」の会長が母校の光高校で会社経営を通して学んだことを話しました。いすゞ自動車 片山正則会長「未来に対しての可能性。これが皆さんの最も強い強さだと思います。」片山正則さんは51年前に光高校を卒業し、東京大学を経て「いすゞ自動車」に入社。社長を8年間務め、去年、会長に就任しました。ことしから日本自動車工業会の会長として、国内の自動車産業をリードしています。きょうは、会社経営で苦労した時の思い出を交えながら、母校の生徒たちに自分の可能性を信じることの大切さを語りました。いすゞ自動車 片山正則会長「人生の主導権は自分で握れというふうに言いたいと思います。どういう選択をするかというのを自分が決めていくことを強く意識してほしいなと思います。」講演を聞いた生徒は「自分が成功と思える道を選ぶというのが大事だと思ったので、その時その時でベストな選択ができるようにしたいなと思います。」生徒から「高校生のうちにやっておいた方がいいこと」を問われた片山会長。「自分が好きなものを極めること」だということです。
働き方改革は上司から 優良企業を表彰
子育て支援に柔軟に取り組んでいる企業が多く選ばれました。県は、働き方改革を積極的に進める企業や個人を表彰しました。県庁で行われた表彰式では、働き方改革で他の企業の模範となる取り組みを行っている企業4社が表彰されました。部下の仕事と子育ての両立をサポートする上司に贈られる「やまぐちイクボス表彰」では、県内企業の管理職3人が村岡知事から賞状を手渡されました。柳井市の菓子メーカー、あさひ製菓で部長を務める中元誓子さんは、4カ月前から会議のスケジュールをあらかじめ調整して設定しているそうです。これで部下が子どもの学校行事などに参加しやすくなったということです。あさひ製菓 中元誓子さん「部下や同じ部署のスタッフとすごくコミュニケーションを取るようにして、特に子育てしている社員が気兼ねなく休めるような空気を作っていけたらなと思って仕事をしております。」受賞者と知事との意見交換会も行われ、働き方改革の推進について建設や医療業界など様々な分野からの視点で議論が交わされました。
有事に備えロボット犬も 石油コンビナート防災訓練
南海トラフ地震に備えます。大地震によってコンビナートで事故が起こった時、関係機関の対応を確認する訓練が行われました。訓練はUBE宇部ケミカル工場で行われました。南海トラフで震度6弱の地震が発生し、工場内のタンクから人体に有毒な液化アンモニアが漏れ出した想定です。アンモニアは水によく溶ける性質のため、工場に備えられた消防車などで放水を行い、アンモニアの毒性を薄めます。yabリポート「このあと現場に向かうのはロボットの犬です。頭にカメラがついていまして、災害現場など人が近づけない場所に行って、遠隔でその映像を確認することができます。」このロボット犬は、UBEが事故対応で使うために今年購入したものです。ドローンと合わせて人が近づくことなく遠隔で現場の状況を確認しました。周辺住民の避難訓練も行われ、およそ200人が参加したということです。