【山口】日本製鉄 電炉への転換投資 8687億円
CO2削減に向けた動きです。日本製鉄は、周南市の山口製鉄所での電炉の再稼働など、国内3カ所の製鉄所で、あわせて8687億円を投資すると発表しました。日本製鉄によりますと、2029年度までに、福岡県の九州製鉄所で電炉の新設、兵庫県の瀬戸内製鉄所で電炉の増設、周南市の山口製鉄所では既存の電炉を改造して再稼働します。生産能力は、合わせて年間290万トンとなります。投資額は8687億円で、このうち2514億円は、脱炭素社会に向けた支援事業として政府が補助します。電気の熱で鉄をつくる電炉は、石炭などを使う高炉に比べ、大幅なCO2削減効果があり、鉄鋼業界で導入が進む一方、多額の設備投資や電気代などのコストアップが課題です。日本製鉄は、CO2削減価値が適正に評価される市場が形成されることが重要だとしています。
【山口】地域に活気を!唐戸朝市がスタート
見て楽しい、買って美味しい、地域に活気を取り戻す取り組みです。下関市で「唐戸朝市」が始まりました。2日から始まった「唐戸朝市」は、唐戸市場の魅力を市民に再認識してもらおうと企画されました。市場では、目の前でさばかれた、獲れたての魚が販売されます。買い物客「これですね」「きれいじゃないですかね、あんまり高くなんで。せっかくならハラミの方を…安かったから食べようと思って。新鮮なのが分かって、安心して食べれるかなって感じ」こちらはアジの詰め放題。お値段、なんと500円です。買い物客「29匹!でも30匹の人もいました」「きょうはアジフライします」新鮮な魚を前に、財布の紐が緩んでしまったという前田市長は、角島でとれたホンマグロを試食していました。前田晋太郎市長「うまい!うまい!」「市民の皆さんには、下関の台所と称された唐戸市場に来て、下関の魚の素晴らしさを感じていただきたいですし、魚の美味しさを思い出していただきたい」「唐戸朝市」は、今月13日まで開催されます。
【山口】防府市シルバー人材センターの理事長ら辞任
4530万円の使途不明金が発覚した防府市シルバー人材センターの理事長など、幹部4人が責任を取って5月30日付で辞任しました。防府市シルバー人材センターでは2024年、約4530万円の使途不明金が発覚しました。この問題を調査していた第三者委員会が、2025年3月、会計責任者ら元職員2人が関与した疑いがあるとしたうえで、チェック体制に不備があったとする報告書を公表していました。5月30日に開かれたセンターの定時総会で、阿部 裕明 理事長ら幹部4人が責任を取って辞任しました。これまでの理事の中から新たな理事長が選ばれています。センターは、すでに亡くなっている元会計責任者の相続人に損害賠償を請求するなど、今後も一連の問題に対応するとしています。
【山口】錦帯橋 う飼い始まる
山口県岩国市の錦川で、江戸時代から続く伝統行事錦帯橋のう飼いが始まりました。1日の夜、錦帯橋近くの河原で、う飼い舟に、かがり火が灯されました。う飼いは、かがり火の明かりに驚いて逃げようとするアユを、ウが捕まえる伝統の漁法です。花火が夜空を照らす中、水に潜ってアユを狙う様子に、遊覧客からは拍手が送られていました。=岩国市観光協会 塩井 亮太郎 会長=「自然の豊かさと、岩国の歴史と文化の調和を味わってほしい。」錦帯橋のう飼いは、9月10日まで開催される予定です。