【山口】DCキャッチコピー・ロゴを発表
JRと県が共同で実施する大型観光キャンペーン「山口デスティネーションキャンペーン」が2026年秋に開催されます。キャンペーンのキャッチコピーが発表されました。県の観光シンボル「ふくだるま」が金色に。「山口デスティネーションキャンペーン」のキャッチコピーは、「万福の旅おいでませふくの国、山口」JRと県が実施する大型観光事業「山口デスティネーションキャンペーン」は、2026年の10月から12月にかけて開催されます。秋芳洞の未公開エリアのツアーや、長門湯本温泉の湯治ツアーなど、キャンペーンのための新たな観光プランを用意しているという事です。=村岡知事=「これまでにない県の素材を使ったグルメも開発しています。見るところや体験するところ味わったりいろんな面で新しい感動を与えられるようなそうしたコンテンツを充実させていきたいと思っています」前回2017年に県内でデスティネーションキャンペーンが開催された際の経済波及効果は56億円におよびました。開催1年前の来年10月からは、プレキャンペーンが開かれます。
下関養殖フグ大量死の原因は「マイワシ」
下関市のいけすの中で養殖トラフグが大量死した原因はイワシが大量に流入したことによる酸欠死とわかりました。28日県と市、そして「いけす」を所有する下関唐戸魚市場の担当者が集まりトラフグの大量死の原因と今後の対策について話し合いました。県などによりますと今月21日、フグを専門に取り扱う南風泊市場に隣接する「いけす」でトラフグ約7000匹が死にました。下関唐戸魚市場によりますと「いけす」では販売前の養殖トラフグを一時保管していて損害額は約1500万円にのぼるということです。会議で、大量死の原因は「いけす」が設置された港の中にマイワシが大量に流入し海中の酸素が少なくなったことによる酸欠死と結論づけられました。下関市では先月中旬から川や港に大量のイワシが押し寄せているのが目撃されていました。=下関唐戸魚市場・郷田祐一郎社長=「『まさか」っていうような、こういうことが起こりうるっていう、自然の恐ろしさは痛感いたしましたね」南風泊市場によると出荷がピークを迎える来月中旬には最大で5万匹ものトラフグを備蓄することになるため、港の「いけす」は不可欠だということです。今後は、海中の酸素濃度をモニタリングし異変が生じた場合は港の内外の潮の流れがよい場所に「いけす」を移動させる対策を取るということです。=下関唐戸魚市場・郷田祐一郎社長=「今後の対策等も十分に話し合いましたんで、今後は年末に向けて、しっかりと供給をしていきたいなとは思ってます」
【山口】県産業技術振興奨励賞の表彰式
優れた技術を開発した県内の中小企業などをたたえる県産業技術振興奨励賞の表彰式が行われました。今年度の産業技術振興奨励賞は中小企業3社と学識者1人に贈られました。最優秀の県知事賞に輝いたのは周南市の高橋鉄工です。金属3Dプリンターで複雑な造形物をつくる際には表面の凹凸などを滑らかにすることが課題ですが、専門の工具を考案してきれいに削り取る独自技術を確立しました。=高橋鉄工・高橋光彦社長=「3Dプリンターですから単品生産なんですけど、オーダーで自分の釣り具を作りたいとか、そんな特殊な受注もいただいています」村岡知事は「さらなる技術開発に努めほしい」と県の産業振興への協力を呼びかけました。
山口市の「こんこんパーク」完成は2カ月遅れる
山口市に建設中の湯田温泉こんこんパークのオープンが2カ月遅れることが分かりました。湯田温泉こんこんパークは温泉やイベントなどを楽しめる施設で総事業費は約42億2000万円です。=yab記者=「現在の湯田温泉こんこんパークですが手前にある温泉施設などが入る温浴棟は現在内装工事が奥に見える大屋根広場などが入る交流棟は屋根や外壁工事が行われています」去年10月に着工し来年4月の完成予定でしたが2カ月遅れて6月上旬になる見通しだということです。関西万博など大規模イベントの開催が全国で予定されているため建設資材の需要が高まり納入が遅れていることが原因だといいます。=山口市・伊藤市長=「資材が入らないという全国的な状況のなかで致し方ないのかなということで市民の皆さんには大変申し訳ないという思いでいっぱいでございます。しっかり2カ月遅れというもののオープンに向けて頑張りたいと思っているところ」ただ、工事の内容に変更はなく費用の増額は予定していないということです。