【山口】ういろうの豆子郎に「AI社長」

和菓子製造販売の豆子郎がAIを導入しました。業務の効率化だけでなくコミュニケーションのひとつとして活用が期待されます。豆子郎に新たな仲間が紹介されました。=豆子郎・田原文栄社長=「AIまめこ社長が入社しました」AI社長はそれぞれの会社の情報や社長の考え方などに合わせて開発されたAIサービスです。従業員に研修が行われました。「AIまめこ社長」と名付けられた豆子郎オリジナルのAI。従業員はチャットツールを使ってAIに相談や質問ができます。レジ操作などのマニュアルや商品に関する情報のほか会社の理念に沿ったアドバイスがもらえます。=AI社長を開発・THA西山朝子CEO=「人としての関係が温かい会社だと思いまして、いつでも聞ける優秀で優しい相談相手として日常の業務や生活に取り入れていただけると嬉しいと思っております」=豆子郎・田原文栄社長=「会社のことを知っている先輩、指導してくれる人が常に側にいる、ある意味事業継承ツールにもなると思っています」やりとりは匿名で行われ従業員はAIを通じて自分の考えを会社に伝えることもできるということです。

【山口】参議院・江島氏が政倫審で裏金問題弁明

自民党の裏金問題で県選出の江島潔参議院議員が政治倫理審査会に出席しました。江島さんは「収支報告書へ不記載は派閥の指示だった」と弁明しました。自民党の安倍派所属の江島さんは政治資金パーティーをめぐって派閥から280万円のキックバックを受けたことを明らかにしています。参議院の政倫審で江島さんは、各議員ごとにパーティー券の販売ノルマがあり、超過した分は還付される「仕組み」そのものを、おととし秋以降に一連の問題が報じられるまで知らなかったと弁明しました。自身の事務所に確認したところ「還付金は封筒に入った現金で渡され、派閥からは『領収書は不要で政治収支報告書への記載も不要』という指示があったそうだ」と説明しました。収支報告書の280万円の不記載分については去年2月に訂正を行ったとして「全額を党に返金したい」と述べました。=江島潔氏=「不記載だったという政治資金規正法に違反する行為、これはまさしく事務所の責任者は私でありますので、深く責任として感じているところであります。今後、二度とこのようなことのないように事務所を上げて、私自身先頭に立って取り組んでまいりたいと思います」この問題をめぐっては118万円のキックバックを受けた北村経夫参議院議員も政倫審に出席する意向です。

【山口】技能競技大会 表彰式 県内16人が入賞

ものづくりの技術を競う全国大会で、入賞した人への表彰式が行われました。表彰式には、技能競技大会で入賞した16人の技術者が出席しました。技能競技大会は、全国から集まった技術者が溶接や建築、日本料理など様々な分野で、ものづくりの技術を競う大会です。2024年2月から11月にかけ、福岡県などで開催され、山口県内からは40人が出場し16人が入賞しました。山口市の坂本友司さん(26)は造園の分野で金賞を受賞しました。=坂本 友司さん=「毎日休まず練習した結果が、(金賞に)つながったのかなと思います。」また全国障害者技能競技大会のパソコンデータ入力部門で、柳綺佳さんが銀賞に輝きました。

【山口】静寂を打ち破る矢 若者たちの決意 防府天満宮で「弓始式」

防府天満宮では矢を放ち、邪気を打ち払う毎年恒例の神事がおこなわれました。新たな決意と共に弓の弦を引くのは、二十歳を迎えた若者たちです。狙うは12m先の的。静寂の中、全神経を集中して弓を構えます。「弓始式」は、防府天満宮に祀られる菅原道真が弓の達人であったことに由来するもので、「成人の日」の恒例行事です。「邪」と書かれた的を射貫くと、社殿や境内の邪気を払うと伝えられています。今年は弓道の経験を持つ二十歳の若者8人が的を狙いました。着物に身を包み矢を放つ美しい姿に、参拝客からは拍手が送られていました。呼吸を整え弦を引き、狙いを定めて、矢を放つ。若者たちは、その心に新たな決意を秘めているようでした。