下関市で4人目の新型コロナ感染者 濃厚接触者は30人超か
山口県と下関市は22日に県内で4人目となる新型コロナウイルスの感染者が下関市で確認されたと発表しました。
濃厚接触者は30人を超えていて下関市では待機を要請しています。
22日山口県で新型コロナウイルスの感染が確認されたのはフィリピン国籍の40代男性会社員です。
男性は3月9日にフィリピンから仕事のため来日、福岡空港から車で下関市に入り市内のホテルに滞在していました。12日に発熱があり腹痛や下痢などの症状が続いたため17日に医療機関を受診しました。その後感染が疑われることからPCR検査を行い22日に陽性が確認されました。男性は指定された医療機関に入院しており22日の夜の時点での症状は安定しているという事です。男性は仕事先とホテルを徒歩で往復していました。また17日以降は出勤はしていないということです。下関市の前田市長は「いつどういう状況で感染者が市内に現れるかというのは我々にも予想がつかない事がありますので、市民の皆様方には引き続き自分の身をしっかり守っていただくことが大切」だと会見で話しました。
男性が泊まっていたホテルの運営会社は宿泊者が新型コロナウイルスに感染したことを明らかにし保健所からはホテルの宿泊者と従業員は濃厚接触者には該当しないと見解を受けていて今後館内の消毒を徹底するほか、宿泊者と従業員の体調などを確認しながら必要な措置をとるとしています。下関市の前田市長によりますと、男性とともに下関を訪れた4人の外国人は現在ホテルで待機をしていて出張先や取引先など日本の接触者が30人程度おり、下関市は2週間の待機を要請しているということです。いずれの濃厚接触者に症状はないということです。