2020年4月21日(火)新型コロナ 休業のホテルは

新型コロナウイルスの感染拡大による休業は、企業にとって大変厳しい選択です。下関市のホテルを取材しました。 部屋の鍵のキーホルダーや下関のフグ。50周年記念の缶バッジ、本来であれば、先月6日に開業50周年のパーティーで配布予定でした。しかし、グッズは配布されることなく、そのままの状態。関門海峡に面して建つ下関グランドホテル。20日から臨時休業を余儀なくされています。従業員、スタッフ100人は自宅待機で、限られた数人が出勤しています。毎年、春から大型連休までは、年末年始と並ぶ繁忙期で、年間売り上げの30パーセント程度を稼ぎ出します。しかし、先月下関市内で感染者が確認されると、宴会は、ほとんどキャンセルされ、客室の予約率も40パーセントにまで下落。そして、臨時休業。今月初め萩グランドホテル天空が倒産しました。=ホテル総支配人「驚いたのはもちろんだが、あすは我が身だぞと(思ったのが)本音。インバウンドなどで偏った運営をすると何かあった時にごっそりなくなる。万遍なくシェア(客層)を割り振った営業活動が必要になってくる」= ホテルでは、客足が戻るのは7月以降と見ていて、夏から秋のシーズンに向けた商品開発を進めています。 =ホテル総支配人「今でなければ出来ない、今だからこそやっておきたい。時間の使い方によっては全然変わってくると思う。我々は自粛かも知れないが、次のステップのための力の蓄えと思っている。」= 下関グランドホテルでは、来月7日から再開する予定です。