2020年5月21日(木)4月倒産 負債総額大幅増

山口県内の先月の企業倒産は7件で、去年の同じ月を下回ったものの負債総額は大幅に上回りました。

帝国データバンク山口支店によりますと、県内の先月の企業倒産は7件で去年の同じ月よりも少なくなりました。負債総額は20億6100万円で17億2100万円上回りました。最大の倒産は、新型コロナウイルスの影響が原因の「長州観光開発」で負債総額は約18億円でした。県内での新型コロナウイルスの影響による倒産は3件で、いずれも厳しい資金繰りが続く中で3月から4月の受注キャンセルがダメ押しとなりました。また、集計には表れていないものの法的整理を申請する資金がなく、実質的に事業を停止しているケースもあるということです。今後、幅広い業種でさらに厳しい経営環境が続くことが予想されるということです。