新型コロナウイルスの影響で延期されていた「錦帯橋のう飼」が23日から始まりました。
山口県岩国市を流れる錦川の河原に日暮れとともにかがり火が焚かれました。
23日は開催を楽しみにしていた25人の客が遊覧船に乗り込み期待に胸を膨らませます。
(岩国市観光協会 光廣 雅治 会長)
「地域の皆様方の、やはりお声に、願いに、それを叶えるためにあえて、採算的なものは非常に厳しいと思いますけども、鵜飼を始めさせて頂きました。」
午後8時前、開催を告げる花火が錦帯橋を彩ります。
「(鵜から鵜匠に)アユくださーい。」
夏の風物詩が戻ってきました。錦帯橋のう飼いは例年6月1日に始まりますが、今シーズンは新型コロナウイルスの影響で開催が見合されていました。岩国市観光協会は感染対策として遊覧船の乗り合いを取り止め、事前予約の貸し切り制としました。船内の3密を避けるため、乗船人数は定員の7割までとしています。
「いやもう楽しみにしてましたよ。鵜がアユをパクッとこう、捕まえるところですかね。お酒も楽しかったですけど、鵜を見るのが一番楽しかったですね。」
錦帯橋のう飼は9月10日までで1日8組までの貸し切り船のみで行われます。