1月18日、県内では新たに88人の新型コロナウイルスへの感染が確認され一日の発表数はこれまでで最多となりました。お宇部市の病院では70人規模のクラスターが発生しています。村岡知事は会見で「これまでとは比べ物にならない規模の感染者が確認されました。あわせて70名、入院患者、医療従事者が感染するクラスターが発生しています」と話しました。70人規模のクラスターが認定されたのは精神病床を持つ宇部市の「扶老会病院」です。1月17日に職員2人の感染が分かり病院の職員や入院患者など95人を検査したところ職員20人と50代から90代までの入院患者48人の感染が分かりました。村岡知事は「このクラスターの事案は病院内において感染防止対策の徹底不足等によって感染が拡大したものと想定されます」と話しています。県内では2021年に入り周南市でも高齢者が長期滞在する病院でクラスターが発生するなど長期での介護や看護を必要とする病院で感染が相次いでいます。それを受け県は、療養病床や精神病床をもつ県内およそ100の病院に対して院内での感染対策ができているか実地検査を行うと発表しました。村岡知事は「こうした感染が2度と県内で起きないようにしっかりと対策を徹底していく。そのことを我々が病院に入って検査をし改善をすることで実現していきたいと思います」としています。実地検査の期間は1月19日から25日までで感染対策の点検や指導のほか感染の疑いがある施設にはPCR検査を実施するとしています。