下関市で新型コロナ再発確認
新型コロナの感染再発確認です。7月に確認された下関市の消防士が退院後、再び陽性が確認されました。再発が確認されたのは、下関市の30代の男性消防士です。この男性は、7月26日に感染が確認されて入院し、8月3日に退院しました。その後、せきの症状が出て、再度、PCR検査を受けた結果、再発が確認されました。退院の基準には、陰性の確認までは義務付けられておらず、男性も退院時の検査はありませんでした。退院後は自宅待機していたことから感染が広がる可能性は低いとしています。一方アメリカ軍岩国基地は新たに基地関係者1人が感染したと発表しました。この基地関係者は、先月30日に軍のチャーター機で岩国基地に到着したあと、14日間の外出制限を受けていました。
米軍岩国基地 新たに1人感染確認
アメリカ軍岩国基地は、新たに基地関係者1人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。岩国基地での感染確認は5人目です。
岩国基地によりますと、感染が確認された基地関係者は、軍のチャーター機で先月30日に岩国基地に到着したあと、在日アメリカ軍の方針に基づき14日間の外出制限を受けていました。在日アメリカ軍は現在、日本に到着した軍関係者に対し、外出制限を解除する前にPCR検査を受けさせています。今回感染が確認された基地関係者もPCR検査を受けていて、13日に陽性が確認されたということです。現在、症状は無く接触者もいないことから、基地側は感染が拡大する可能性は低いとしています。
盆の入り 墓参り コロナ禍で閑散
8月13日は盆の入りです。山口市の寺では、先祖の供養に墓参りをする人の姿が見られました。
山口市の瑠璃光寺では、朝はやくから花や掃除道具を手に墓参りに訪れる人の姿が見られました。瑠璃光寺によると、今年は新型コロナの影響で帰省客が少ないせいか、例年に比べ墓参りに来る人が少ないということです。参拝者たちはじめじめした空気の中、汗を流しながら、墓の周りの草抜きをしたりごみを拾ったりして墓をきれいにしていました。子供たちも墓に水をやり、元気な姿を先祖に見せていました。
「みんな元気にコロナありましたけど元気に暮らしていましたよっていう報告もかねてね、感謝の気持ちで参りました」
参拝者たちは、きれいになった墓の前で静かに両手を合わせて亡くなった人への思いをはせていました。
帰省中のコロナ対策・村岡知事がメッセージ
人の動きが増えるお盆を前に村岡知事が新型コロナウイルスの感染拡大防止を呼びかけました。=村岡知事=「感染者数の増えるペースが上がっているなか、これからお盆を迎えるということを強く意識してほしい」村岡知事の臨時の会見。7月以降、感染者数の増加ペースが上がっている中人と人との接触が増えるお盆を迎えることへの警戒感を示しました。都会から若い世代が帰省して県内で過ごすことが想定されるなか感染のまん延や重症化を防ぐことが重要だとして会食の際には参加人数を絞ることや大声で話すことは避けて欲しいと呼びかけました。「特に山口県は高齢化が進んでいるので、ウイルスが入ることで、重症化が心配される、自身だけでなく、地域の高齢者、持病のある人にも思いを致して行動してほしい」一方で村岡知事は、帰省や外出そのものの自粛については求めない考えを示しました。
新型コロナ・自衛官2人感染
山口県内で新たに2人の新型コロナウイルスへの感染が明らかになりました。埼玉県から航空自衛隊防府南基地に研修に来ていた自衛官2人です。新型コロナウイルスへの感染が判明したのは埼玉県に住む30代と20代の男性自衛官2人です。2人はともに埼玉県の航空自衛隊入間基地に所属していて先月20日から防府南基地で研修を受けていました。30代の男性自衛官は今月5日研修中に体調不良となり、熱中症の疑いと診断されていましたが、9日にPCR検査を受け陽性が確認されました。これを受け同じ研修に参加していた自衛官など34人を検査したところ、20代の男性自衛官も陽性であることがわかりました。他の33人は陰性でした。2人は現在県内の感染症指定医療機関に入院しています。県では濃厚接触者や感染ルートについて引き続き調査するということです。
【山口】8日に続き1日最多 6人感染確認
山口県は、9日も、新たに20代から50代まで、男女6人の、新型コロナウイルスへの感染を発表しました。8日に続き、1日で最多の確認です。新たに確認されたのは、いずれも会社員で、宇部市の50代男性。山口市の40代男性。山陽小野田市の40代男性。防府市の50代男性。大阪府の20代女性。山陽小野田市の40代女性の、合わせて6人です。このうち、宇部市の50代男性会社員など3人は、きのう確認された宇部市の男性会社員と同じ会社で3人とも県内出張に同行していました。防府市の50代男性会社員は、8日に確認された40代女性の夫です。仕事で、他県からの来客にも対応していました。また、大阪府の20代女性会社員は、おととい山口市の実家に帰省し症状がでました。さらに、山陽小野田市の40代女性会社員は、4日から発熱などの症状があり、8日、陽性が確認されました。6人のうち5人は軽症、防府市の男性会社員は無症状です。県内の1日の感染確認は、8日に続いて最も多い6人で、全体では合わせて75人となりました。一方、8日に確認された下関市の感染者については、濃厚接触があった合わせて32人についてPCR検査が行われ、全員の陰性が確認されています。