柳井 あさひ製菓がアマビエ和菓子を販売
柳井市の菓子メーカーあさひ製菓が新しいお菓子を作りました。そこには「コロナ退散」の思いが込められています。白あんで作った生地に淡く色合いを付けて丸く形を作り、金型や木の棒を使って巧みに鱗を表現。目や髪の毛最後にくちばしを付ければ…疫病退散の妖怪「アマビエ」の和菓子の完成です。これを5分と掛からず仕上げるのが、あさひ製菓の職人鳥越浩二さん。このお菓子の完成には中学3年生の息子、咲哉さんの協力があったそうです。鳥越さんは「息子と「アマビエっていうのを作ることになったんだけど」っていう話をして、ばぁっと書いてくれて、それを見て作ろうと…」咲哉さんのイラストを参考に和菓子を作成特に気を使ったのは色合いだそうです。「和菓子なんで色合いが大事あまり強くなり過ぎないように、少し淡い感じ…可愛いアマビエのお菓子を食べていただいて、少しでもホッとしていただくというか、前向きになってもらえれば」と鳥越さんは話します。アマビエの和菓子セットは、果子乃季のホームページから注文できます。
米軍岩国基地 基地外通学規制を解除
新型コロナウイルス対策としてアメリカ軍岩国基地が行っていた基地の外の学校への通学規制が8日に解除されました。
基地から近い岩国市立愛宕小学校です。全校児童524人の内、10人から20人ほどが基地からの要請を理由に通学できない状況が続いていました。岩国基地は7日にSNS上で「8日から基地の外への通学を許可する」と通告しました。愛宕小学校では約2か月半ぶりに基地関係者の子供全員が登校したということです。
(西冨 顕 教頭)
「きょう元気に登校してきてくれて、まずは一安心しています。子供たちと学校が切れないように繋いでいきたいということは常に頭に入れておきたいと思っております。」
学校では家庭学習の定着状況を一人一人確認するなどし、授業への遅れが出ないよう最大限ケアしていくとしています。
高校野球 山口県独自の大会の開催決まる
夏の高校野球選手権大会の中止に伴い、山口県高校野球連盟は、臨時理事会を開き、県内の高校が参加する
独自の大会を開催することを決めました。
大会は7月11日に開幕し、トーナメント方式で原則土日に試合を行います。
新型コロナウイルス対策のため試合は基本的に無観客となります。
組み合わせ抽選会は6月20日に開催されます。
大会は県内6つの球場が会場となり、山口県高野連は新型コロナウイルス感染予防対策を万全にすると
いうことです。
決勝は8月1日に萩スタジアムで実施されます。
防府出身の作曲家 鈴木淳夫妻が1千万寄付
防府市出身の作曲家鈴木淳さんが地元の町づくりに生かしてほしいと市に寄付金を贈りました。寄付を行ったのは作曲家鈴木淳さんと妻で作詞家の悠木圭子さんです。二人とも防府市出身です。八代亜紀さんのヒット曲「なみだ恋」は夫婦が作詞・作曲しました。親族にあたる防府天満宮の宮司が代理として市長に1千万円の目録を手渡しました。2人は今年2月に防府天満宮を訪れた際に地元のために何かしたいと話していて、新型コロナで観光客が減る中町が元気になるために使ってほしいと寄付を決めたということです。=天満宮鈴木宮司=「防府天満宮は自分の故郷であるのでたくさんの人が参拝してほしいという気持ちが強くあると思う」=防府池田市長=「1千万という金額には宮司から電話をもらった時には耳を疑った。防府天満宮を中心とした町なので観光など防府の将来のためにいかせたらと思う」
山口:産業技術センターが3Dプリンターでフェイスシールド作成
新型コロナウイルスの影響で医療機関では感染を防ぐための防護用品の需要が高まっています。
その一つがフェイスシールド、先進技術を使って製作を行う現場を取材しました。
訪ねたのは宇部市にある県産業技術センターです。
☆佐原昭浩記者:「今医療の現場でニーズが高まっている医療用フェイスシールド。こちらをこの研究所で作っているという事ですのでさっそく見てみましょう」
部屋の中にあるこの大きな機械で作っているそうです。
☆県産業技術センター松田 晋幸さん「Q、これは何の機械ですか?これは3Dプリンターになります。ご家庭ですでに3Dプリンターをお持ちかもしれませんが、こちらはそういった3Dプリンターとは違いプラスティックの粉をレーザーで溶かして固めていくタイプの3Dプリンターになります」
3Dプリンターで作るのは医療用フェイスシールドのフレーム部分。1回の作業で36個が作られます。
粉末がプリンターにセットされたあとおよそ13時間かけてレーザーを当てて形を作っていきます。熱を冷ましたあとにプリンターから粉末を出して、その塊を崩していくと・・・中からフレームが姿を見せます。
ハケを使ってフレームについた粉を取り除いていきます。
☆☆県産業技術センター松田 晋幸さん:「一般的な工場で大量生産する方が大量に安く作れるんですが、3Dプリンターの場合、正直言うと大量に作ることはできません。ただすぐ作れるのがメリットで、必要な時にすぐ出せるといったところが特長になると思います」
3Dプリンターの利点はすぐにつくることができるスピード感。4月には、感染症指定医療機関のひとつ徳山中央病院からの依頼がありこれまでに100個を無料で製作・納品しています。
松田さんはこの技術が医療現場の支援につなげられればと話します。
☆県産業技術センター松田 晋幸さん:「通常であれば有料でこの機械を使ってもらうが、今回このフェイスシールドにつきましては医療機関に限っては、もし必要だという事があれば無償提供する準備をしておりますのでお問い合わせいただければと思います」