教えて先生!LIFE UP学園

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教えて! 「サンテック」「協和工業」

サンテック

周南市にある、株式会社サンテックにやってきました。いったいどんな企業なんでしょうか。
Let’s study!

今回の先生は、サンテックの福田凌士さんです。

先生  :私たちサンテックは、創業73年の歴史を持つエンジニアリング企業です。
     そして、総合化学メーカー「株式会社トクヤマ」さんの協力会社で、
     化学プラントをエンジニアリングとメンテナンスでサポートしているんです。
     具体的には、プラントの新設や増設工事、
     様々なメンテナンスや定修工事を行っています。
     さらに機器や装置の単品を設計・製作して、納入することもあるんですよ。

先生は、どんな仕事をされているんでしょう。

先生  :私は、工事全体を管理する「監督」の仕事をしています。
     工事で最優先することは「安全・品質・工期」と「コスト」です。
     事故・災害無く工期を厳守して工事を終える。
     その為に全体をコントロールしています。
     私たちサンテックが請負った工事は「安全面、品質面、工期の厳守
     高い評価を頂いています。
     他にも、お金に関する予算管理も、重要な仕事ですよ。

では、現在進行中の工事の一端をのぞいてみましょう。何か大きなものがありますよ…!

先生  :こちらでは、トクヤマさんの工場内に据え付けるタンクを作っています。
     直径が5m、 高さが6m、容積が100㎥くらいですね。
     もっと大きいモノも作ることもありますよ。

1枚1枚の板を加工し溶接して、大きなタンクを作るんだそうですよ。
入社4年目の藤井直登さんにお話しを伺いました。

藤井さん:私は、モノ作りが好きでこの仕事を選びました。
     出来上がった時の達成感が一番の魅力です。

藤井さんは、大先輩で70歳近くになる徳本雅成さんの背中を見て、毎日学んでいるそうです。徳本さんは、藤井さんはいいスジをしている、いい職人になる、と太鼓判!先輩から若手に技術が伝承されていくんですね。
徳本さんのように元気に働いている方が大勢いらっしゃるようです!

さて、こんどは違う建物にやってきました。

先生  :こちらは機械加工工場です。精密な寸法が求められる様々な装置の部品を
     一品づつ製作しています。

NC旋盤という機械で、軸を作る作業をする様子を見せていただきました。
やはり精度が大事になってくるようですよ。
作業をされている栢原良太郎さんにお話しを伺いました。

栢原さん:入社して20年くらい旋盤加工を担当しています。学校で学んだことが役立ってます。
     お客さまの高度なニーズにお答えしています。

先生  :栢原さんは「1級旋盤技能士」の資格ホルダーですよ。
     サンテックは会社として資格取得に積極的に取り組んでいます。
     社員全員が技術向上に努めている会社なんですよ。

ところで、先生はどんなことにお仕事のやりがいを感じられるのでしょう。

先生   : 私は、まだ監督としての経験が浅いのですが、ある工事で、プロ職人の方々に
     私の意見を聞き入れてもらい、立案通りの設備を作りました。
     予定通りに工事が終わった時、達成感を感じました。その経験から、
     「工事施工管理者の仕事」にやりがいを感じています。
     この道を進みながら成長したいと思っています。

~今回のおさらい~
サンテックは、プラントの建設工事やメンテナンスを通じて、
株式会社トクヤマの安定操業をサポートしている。

先生   : 化学プラントをサポートする企業・サンテックで、私たちと一緖に「つくる」
     を支えてみませんか。やる気のある皆さんのチャレンジをお待ちしています。

株式会社サンテック
電話 0834-34-2550
住所 周南市江口2-1-17

協和工業

周南市の株式会社トクヤマの工場にやってきました。こちらで働いていらっしゃる、
協和工業株式会社のお仕事について勉強します。Let’s study!
今回の先生は、協和工業の佐伯和哉さんです。

佐伯さん:協和工業は、周南市の総合化学メーカー「株式会社トクヤマ」の協力会社です。
     化学製品の製造工程の一部を担っていて、トクヤマさんの高品質を支えているんです。
     ところで、てつお委員長は、多結晶シリコンってご存じですか。
てつお :ん?多結晶…?ちょっとわからないですね。
佐伯さん:多結晶シリコンは、珪石という石を分解して作り出したもので、
     半導体の原料になる素材のことです。今、世界で半導体不足って言われていますよね。
     パソコンやスマホ、自動車など、身の回りのものから、社会インフラまで、
     半導体はその中枢にあって、今や無くてはならないものなんです。

トクヤマでは多結晶シリコンを製造していて、協和工業が、製品の分析業務を含めた製造工程を
任されています。
また、この多結晶シリコンを作る過程でできる、「レオロシール」の分析や包装も
担当しているそうですよ。

佐伯さん:レオロシールもいろいろなものに使われています。
     例えば、スニーカーの靴底や、ヘルメット、ペイント類などに使われているものです。

知らないうちに身の回りのものを支えてくれていたんですね!

佐伯さん:ところで、多結晶シリコンは、純度がなるべく高いことが大事なんです。
てつお :半導体ということは、精密機器を作るもとになるので、不純物が多いと使い物に
     ならないってことですね。
先生  :その通りです。じゃあ、私たちがつくる多結晶シリコンは、
     純度がどのくらいだと思いますか?
てつお :え~!? でもかなり高いっていうことですもんね。じゃあ、90%くらいですか。
佐伯さん:99.999999999%です。9が11回並ぶから、イレブンナインって言うんですよ。

てつお :なんか、かっこいい!
佐伯さん:世界に誇れる技術だと思います。

実際のお仕事の様子を見せていただきました。
多結晶シリコンを装置に入れて、決まった長さに切りだしていきます。
作業をされている梅田 純 さんにお話しを伺いました。

梅田さん:職場の雰囲気もよく、休憩時間には楽しく過ごしています。
     気を付けていることは、安全と品質です。怪我をしない・させないことです。
     加工作業では品質を上げることはできません。そのため、いかに品質を低下
     させないか注意しています。

次に、クリーンルームのようすを、窓越しに見せていただきました。こちらでは、塵やほこりが入らないようにしています。

佐伯さん:多結晶シリコンは、取り出した後、だんだん酸化してしまうので、
     イレブンナインじゃないんです。なので、薬液で洗って、さらに、
     きちんと純度がイレブンナインになったかどうか検査して確認するんです。
てつお :なるほど。高品質な多結晶シリコン作るには、こういったことにも気をつけなければ
     いけないんですね。

最後に、商品の多結晶シリコンを出荷するため、1つ1つ手作業で検査を行い、
お客さんのもとへと高度な製品として出荷されます。こちらの作業では、
多くの女性従業員さんが活躍されているそうですよ。

続いて、レオロシールの加工を行っているところにお邪魔しました。
分析チームが製品分析を行い、そして世界レベルの品質管理で袋詰め、
積み付けから出荷用のトラックに乗せるまでを担当しているそうです。
こちらで作業をされている竹中 竜太 さんにお話を伺いました。

竹中さん:私自身、レオロシール製造工程全般の作業ができるようになり
     自信を持って作業できています。さらに、新しい人に仕事を教えて
     育てていくことに、やりがいを感じています。


~今回のおさらい~
協和工業は、半導体の原料となる化学製品などの製造を担っていて、
高い技術力で品質を支えている。

佐伯さん:積極性、団結力、根気のある皆さん、私たちと一緒に「最先端を支える」仕事
     をしてみませんか。チャレンジをお待ちしています。


協和工業
電話 0834-21-2211
住所 周南市住崎町13-25