「みんレノ」制作の強い味方 その(3)

「みんなのレノファ」を制作する際に活躍してくれる、心強い味方をご紹介します。
今回は「XDCAM」です。

ちなみに「エックス ディー カム」と読みます。
「CAM」とは、テレビカメラのことです。
「みんレノ」でも、3年ほど前から導入し、本当に便利になりました。

「XDCAM」の優れたところは、その「記録媒体」にあります。
これまでは、撮影といえば「テープ」を使用していました。

一方「XDCAM」は、「ディスク」を使用するのです。


 
「ビデオテープ」が「DVD」に変わったことをイメージしていただければ分かりやすいと思います。

実は「テープ」は、録画時間が最長で40分でした。
サッカーを取材する上で、これがネックになっていました。
 
サッカーは、前後半それぞれ45分ですね。
アディショナルタイムを入れると、50分はかかります。
つまり1本のテープでは、前後半それぞれが収まりきりません。
必ず試合中にテープを交換しないといけなかったのです。

これだと、前半25分を超えたあたりで、そわそわしてしまいます。
「そろそろテープチェンジが必要。でも、撮り逃しはしたくない。」
そんなことを考えながら、タイミングを図ります。
そして、ゴールキックの時など、ボールが止まった時に「今だ!」とテープチェンジをするのです。
さながら、F1のタイヤ交換のように。

一方、「XDCAM」は、種類にもよりますが、1枚で90分は録画できます。
そう。試合中に交換する必要がないのです。
※「みんレノ」では、ハーフタイムでディスクチェンジします。

これは、本当に便利です。
テープの時は、雨の試合の時なんかは、本当に大変でした。
カメラに水は大敵。
でも、一番デリケートな部分であるデッキを開いてテープチェンジしないといけなかったのですから。
※実はどしゃ降りの試合で、テープチェンジの後にカメラが不調になったことがあります…。

本当に便利な世の中になりました。
技術の進化に負けないように、「みんレノ」も進化していきたいと思います。

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