【On Our Way】(楢﨑瑞)
久しぶりの更新です・・・・
【On Our Way】(楢﨑瑞)
【On Our Way】
8月21日 vs 松本山雅(△0-0)
「夏の維新劇場」のラストは3月に引き分けた、2位松本でした。
監督会見で松本・反町監督が
「2-0で勝っても、0-2で負けても、どちらでもおかしくない試合だった」と話したように、
両チームともにチャンスを作った試合でしたが…結果はスコアレスのドロー。
得点は入りませんでしたが、歓声が上がるシーンも、ヒヤッとするシーンも多々…
思わず記者席で声を上げてしまうほど、両チームの攻防に盛り上がった試合だったと思います。
「形にこだわりすぎて、厳しい所に入ってこなかった。それで助かった」と話す松本・反町監督。
その部分を上野監督に聞こうとすると…
「言うてたでしょ?厳しい所に来ないって。言うと思いました。お互い考えていることはよーくわかりますんでね」
……と、笑う上野監督。
ただすぐに顔は真剣モードになり、
「バリエーションも増やしていくし、厳しい所へ突っ込めるよう練習を重ねていく。
やっていることがピッチで表現できるように」と力強く話しました。
これで「夏の維新劇場」は1勝2分3敗。
多くの選手に話を聞きましたが、どの選手も
「負けが多かったのがダメ」と厳しい表情。
たしかに、ホームでの勝利は7月10日の北九州戦(○5-1)のみです。
ただ当時に、収穫もあったようです。
廣木選手は「雰囲気も悪くないし、通用している手ごたえはある。自分がそれに貢献しなくては」と話します。
「やっていることに手ごたえはある。もっと連携を深めて、自分が決めるだけ」と固く決意するのは中山選手。
そして三幸選手は、「方向性は間違っていないし、もっとやれる自信があります。もっと上へ行けるし、行かないといけない」と静かに、しかし力強く言いました。
そうです。
勝っても負けても、ずっと貫き通してきたものがあるからこそ、全員が同じ方向を向けるのです。
そのサッカーで、彼らはずっとここまで来たのです。
上位相手でも
「引き分けで悔しい」
「もっとやれるはず」
…そんなコメントが出てくる選手たち。心強いではありませんか。
「今はシン(ユン選手)の状態が良い。なじんできたし、少しずつですが、守りの改善もされてきている。チームにとっては良いことです。
だからと言って負けませんよ。試合では、出ている選手を応援しつつ、必ず自分がポジションを奪い返します」(宮城選手)
「自分はまだまだです。純(一森)さんや田端さんに助けて頂いて、ここにいるので。これからも3人でゴールを守り続けます」(村上選手)
試合に出る出ないに関わらず、みんなが一つの方向へ向かって戦っています。
そう。
「山口の皆さんと一緒に、J1に行く。それだけを考えながら戦っていきます」(福満選手)
それが、彼ら共通の思い。
そして、そんな彼らを声援で支える、サポーターのみなさん。
J2のシーズンは残り12試合。
ここからは1試合1試合にかかる重圧がさらに増してきます。
それでも、
彼らなら大丈夫。
私たちなら大丈夫。
レノファ山口、J2での冒険は、いったいどんな結末を迎えるのか?
私はどんな結果だったとしても、最後の最後まで、彼らを信じ、声援を贈りたいと思います。
みなさんと、そして彼らと一