9・7 天皇杯2回戦 ~劇的なジャイアントキリング~(八谷英樹)

天皇杯2回戦の模様を八谷英樹がお伝えします


9・7 天皇杯2回戦 ~劇的なジャイアントキリング~(八谷英樹)
サッカーにおいて、下位リーグのチームが

上のカテゴリーのチームに勝つことを「ジャイアントキリング」といいます。

意味合いとしては「大物食い」って感じでしょうか。

天皇杯は、カテゴリーが違うチーム同士が対戦することから

この「ジャイアントキリング」が起こることも魅力の1つです。

 

 

さて、レノファの2回戦の相手はJ1アビスパ福岡

J1で低迷しているとはいえ、強敵であることに違いありません。

目指すは「ジャイアントキリング」です!

 

 

雨が降りしきるなか、互いに低調な立ち上がりでした。

スコアが動いたのは、後半に入ってから。

 

 

この日キャプテンマークを巻いて出場した⑪鳥養祐矢選手が

相手ゴール前でインターセプトし、そのまま流し込んで先制。

相手のお粗末な守備もありましたが、スキを逃さなかった鳥養祐矢ゲットゴール!!

前回のコラムでも書きましたが、大事なことは何度でも言います。

 

 

「ピッチに立てば、トリは必ずやってくれる。」

 

 

その直後に同点に追いつかれてしまったあたりは、残念というか、

もったいないというか・・・課題ですね。

 

 

試合は延長戦へ。

決して、レノファが劣っていたとは思いませんが、

相手のホーム、レベルファイブスタジアム。

しかも、福岡は後半途中に⑩城後寿選手が入ったあたりから勢いが出てきたというか、

明らかにスタジアムの雰囲気が変わったんですよね。

ちなみに、城後選手は福岡一筋。「福岡のキング」と呼ばれる選手です。

 

 

そうした流れもあって、

延長前半13分、相手FWにゴールを決められてしまい1-2。

普通だったら、ここで「万事休す」です。普通だったら!!

でも、我らがレノファは違います。

 

 

誰ひとりとして諦めていませんでした!!

 

 

プロサッカー選手は1試合(90分)で10~13kmほど走ると言われます。

しかし、この日は120分間。みんな、どれだけ走ったことか・・・。

 

 

延長後半15分、つまり終了間際に「あの場面」を迎えます。

⑬安藤由翔選手のグラウンダークロスに、

⑲星雄次選手が身体を投げ出しました。

(「合わせる」でも「飛び込む」でもなく、「投げ出した」!)

同点に追いついた!!すごい!!!星くん、足つってたー!!!!

私、この時点で半泣きでした。

 

 

でも、その後のPK戦もすごかった。

「福岡のキング」アビスパの背番号⑩城後選手のPKを

レノファのGK①一森純選手が止めてくれました・・・(泣)。

いろんな意味で、本当に大きな意味を持つPKストップだったと思います。

 

 

JFLの頃からずっと守ってきたレノファのゴール。

しかし、ここ数試合、ピッチに立つことを許されませんでした。

 

①一森選手

「外から見ると、違った景色に見えますし、自分を見つめ直すいい機会だと前向きに捉えてやっていたので、成長につながったと思います」「(試合は)フィールドの選手たちが2-2というスコアに持っていってくれたので、あとは僕がやるだけやなと思ってのぞみました」

 

 

相手の背番号⑩のPKを、帰ってきた「オレたちの守護神」が止めた。

さらに、一森選手はもう1つビッグセーブ!!

 

 

そして・・・最後はレノファの背番号⑩が、

「レノファのキング」が試合を決めてくれました。

⑩庄司悦大選手、ナイスPK!!

 

 

⑩庄司選手

「最初は左に蹴ろうと思ったんですけど、キーパーがちょっと動いたので右に変えてしっかり見て蹴ることができたのでそこが良かったです」

 

 

いま思い出しても鳥肌が立ちます・・・素晴らしい「ジャイアントキリング」!!

しかし、余韻に浸っているヒマはありません。

次は、天皇杯3回戦。相手はJ1アルビレックス新潟です。

去年までレノファで活躍した小塚和季選手が在籍しています。

なかなかリーグ戦には絡めていないようですが、

彼の地元・新潟で、彼がレノファを相手にどんなプレーを見せてくれるのか、

今から楽しみでしょうがありません。

 

 

・・・あ、いけません。今は敵ですね(笑)。

小塚選手を応援していますが、勝つのは、レノファですよ!!

ジャイアントキリングを、もう1度!!

みんなでレノファの背中を押しましょう!!

 

 

長くなりましたが、最後にもう1つだけ書かせてください。

アビスパ福岡との天皇杯2回戦。レノファのベンチに背番号⑨が帰ってきました。

そう、エース岸田和人選手です。

試合前とハーフタイム中、元気にボールを蹴っていました。

ピッチで躍動する日も近いでしょう♪

 

 

「ラララ~ラララ~岸田ゲットゴール!」

久しぶりに聞いたエースのチャント。

私たちに「ゴールの記憶」を呼び覚ましてくれる、心地よいリズムです。

 

 

ケガに苦しまされたシーズン。

シーズン終盤、これからチームが本当に苦しいとき、

背番号⑨が、岸田和人が必ずレノファを救ってくれる、そう信じています。

だって、彼はレノファのエースなのだから。

 

 

食欲の秋でもなく、読書の秋でもなく、スポーツの秋でもなく!!

“レノファの秋”に燃えましょう!!

みんなのレノファ一覧に戻る