11・3 東京V戦 ~記憶に残る“ゴール”~(八谷英樹)
11・3 東京V戦 ~記憶に残る“ゴール”~(八谷英樹)
11・3 東京V戦 ~記憶に残る“ゴール”~(八谷英樹)
アウェー関東2連戦の取材に行ってきました。
まずは東京V戦。
私たち取材班は、試合前にカツカレーを食べて臨みました。
得られた勝ち点は「1」。う~ん・・・。
東京V戦では、アディショナルタイムに悔しい場面がありました。
安藤由翔選手の“幻のゴール”。
ボールがゴールに吸い込まれたあとの、ベンチの歓喜。サポーターの喝采。
鳥肌ものでした。あのときは、本当にうれしかった。
残念ながら、数分後に判定は覆ってしまうのですが・・・。
私は、9年間Jリーグの取材をしていますが、
審判が1度ゴール判定をしたあとに覆したという場面は、初めて見ました。
公式な説明がないので、
東京Vの富樫剛一監督の話を要約すると、
安藤選手にボールが渡る前の場面、レノファのリスタートのところで、ポイントが違った。
つまり、きちんとリスタートされていなかったという判断のようです。
映像をよく見ると、富樫監督が言うとおり、確かに東京Vの守備陣は
「リスタートがきちんと行われていない」と主張せんばかりに、中途半端な対応です。
それでも、主審はレノファのプレーの続行を促しているように見えます。
さらには、主審は一度はゴールを宣告し、
スタジアムの電光掲示板に「3-2」と表示されたことも事実です。
この状況から、相手が抗議して判定が覆ったというのは、なんというか・・・
今さら何を言っても仕方ないのですが、審判の質の向上を願うばかりです。
上野監督にレノファ側の主張・見解を聞きたかったのですが、
「クラブが正式に抗議するので、回答を控えます」とのことでした・・・。
ちょっとモヤモヤ感が残ります。
東京V側のクラブスタッフや記者たちが
「あれは、相手(山口)にとっては気の毒だよな」
「立場が逆だったら、と考えたらゾッとする」などと
話している声が聞こえてきたことを、付け加えておきます。
私たちは、安藤選手が落胆していないか心配しましたが、試合後、
「次は“スコアに残る”ゴールを決めます」と笑顔で力強く宣言してくれて、
ホッとしました。
そして、島屋選手のメモリアルゴール(J2通算50ゴール目)が見られたこと、
鳥養選手の今季初の“とりてん”が見られたことは、大きな収穫でした。