「11・6 ザスパクサツ群馬戦 ~苦しいときに、前進できているか?~」(八谷英樹)
「11・6 ザスパクサツ群馬戦 ~苦しいときに、前進できているか?~」(八谷英樹)
「11・6 ザスパクサツ群馬戦 ~苦しいときに、前進できているか?~」(八谷英樹)
次こそはすっきり勝ちたい!
そんな思いでした。なか2日で迎えたザスパクサツ群馬戦。
とにかく寒かった正田醤油スタジアム!
公式記録によると、気温12.2度。もっと寒かったような気もしますが。
「防寒、大丈夫ですか?」と気遣ってくれた一森選手。ありがとう!
さて、試合です。アウェイ連戦で、
疲労が抜け切れていなかった部分もあると思います。
群馬の服部監督が会見で語ったように、
相手は、戦術としてカウンター、レノファの裏を狙ってきました。
群馬にとっては、J2残留がかかった試合、
必死に戦う相手に圧倒された印象もありました。
0-2。
悔しい敗戦でした。
結果が求められるプロの世界において、
レノファは、最近10試合でわずかに1勝。
「苦しいときは、前進している」という言葉がありますが、
今、レノファは本当に前進しているのか。
正直、不安になるときもあります。
負けが増えてきた頃から、
繰り返し、選手たちにぶつけている質問があります。
「なぜ、いつもの自分たちらしいサッカーができなかったか。」
返ってくる答えは、表現の違いこそあれ、
「相手がレノファのサッカーを研究し、対策を練ってくるから」というもの。
サッカーは相手があるスポーツ。
敵将は、必死にスカウティングして、相手の良さを消すため様々な策を練ってきます。
それに対して、レノファの選手たちは対抗する策を授けられているのか。
そして、それが試合のなかで機能しているか。
あるいは、相手チームのスタイルを入念に研究したうえで、
自らアクションを起こせているか。
試合前の準備の段階で、相手チームに負けていないか。
試合のなかで、相手にもっとやられてもおかしくないなと思うときもあります。
そういう意味では、選手たちはピッチ内で必死にもがき、身体を張って
本当によく戦っているなぁとつくづく感じます。
「後半戦は負け続きだけど、J2での初年度にしては上々の出来だ」
「『リーグ中位』が目標。『プレーオフが目標』とは、ひと言も言っていない」
こういうことを言う人もいると思います。
確かにその通りかもしれません。
それでも・・・、
「選手たち」は、最後の一瞬までプレーオフ進出を目指して必死に戦ってくれました。
今も「ひとつでも上の順位を」と懸命に戦っています。
私たちは、来年も再来年も、
おそらく5年後も10年後も、レノファを応援していると思います。
でも、今いる選手たちは「この一瞬」に賭けています。
この1年、この1試合、ピッチでの1分1秒が勝負なのです。
自分の存在価値を証明できるか、
来年の契約を勝ち取れるか、他のクラブからいい勧誘がこないか。
モチベーションはそれぞれかと思いますが、
選手たちは、ひたむきに一生懸命やっていると、僕は思います。
泣いても笑っても、今シーズンは残り2試合・・・。
ホーム維新スタジアムでの試合は、今週末が最後です。
そっぽを向いた勝利の女神を、
選手たちの頑張りで
そして、私たちの「応援の声」で振り向かせましょう。
今のメンバーで戦う、最後の維新劇場・・・。
最高の山口一番で締めくくれるといいなぁと心の底から祈っています。
みんレノ取材班も、残り2試合、熱く取材します。
P.S.
複数失点の試合が続き、ある選手は
「キーパーグローブとか全部変えて、お祓いに行こうかなぁ」と話していました(笑)