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1月8日(木)のYOU!どきっ
【みんなのふるさと】親子で繋ぐ和の伝統 水引 水引工房 龍鳳堂

〈水引〉
飛鳥時代から続く日本の伝統文化。
小野妹子が遣隋使として隋から持ち帰った献上品に
紅白に染められた麻ひもが結ばれていたと伝わる。
結納品や祝儀袋・不祝儀袋などにつける紅白や金銀、黒白などの飾り紐。
和紙を撚った紙縒りを染色した水引を、贈る相手に配慮した様々な意味を込めて結ぶ。
未開封の証・魔除け・人と人を結ぶ など
また、紐の色や本数にもそれぞれ意味がある。

〈親子で繋ぐ和の伝統 水引〉
広島県出身の重谷松蘭さんは幼い頃、
婚礼の席で見た水引飾り(お屠蘇飾り)の美しさに魅せられた。
時は太平洋戦争末期、自分が継がないと水引文化が途絶えてしまうと思ったという。
約50年前、夫の仕事で北九州市戸畑に転居した時から本格的に水引飾りの制作を独学で始めた。
重谷さんの水引飾りは作品の良さが評判になり
オーダーメードの結納品店「龍鳳堂」を開くまでになった。
伝統的な結納飾りやのし袋だけでなく
水引の結びの技術を使った絵画的な作品や立体的なランプも手掛けるようになった。
また、「水引道 結心胡子流」水引教室や講演で水引文化の魅力を伝えている。

長女の冨永知湖さんの嫁ぎ先は下関市。
幼い頃から母のそばで水引に親しみ、自然と魅了されていった。
辛いことがあっても水引があったから乗り越えられたという。
母をサポートするようになり自らも水引作家となった。
ご主人の理解も得て、ほぼ毎日下関から工房「龍鳳堂」のある戸畑へ通っている。
創作活動や公募展への出展、母とともに個展を開いている。
水引教室の講師も務める。
最近、日本の伝統文化である水引がすたれてきていると感じている。
そこで水引の美しさを多くの人に知って欲しいという想いから、
絵画や現代アート的な作品に挑戦している。

作品「早鞆の瀬戸」
関門海峡の一番狭い場所の潮の流れや水面が輝く様子を表現。
水引を一本一本板状に並べたものを切って絵画のように並べた作品
▼問い合わせ先
水引工房 龍鳳堂(りゅうほうどう)
電話 :080-9302-0906(冨永)
E-mail:chicotominaga@yahoo.co.jp


