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12月11日(木)のYOU!どきっ

【みんなのふるさと】やわらか長持ち 貞任餅・山陽小野田市

山陽小野田市厚狭 川上地区は高齢化が進む人口約80人の山に囲まれた地域。
その地域の主婦たちが2024年11月から販売を始めたお餅が「貞任餅」(さだとうもち)。
生食用に最適なやわらかい餅。
一般的な餅はついた日の夕方には硬くなってしまうが、
貞任餅はつきたてのやわらかさが3日たっても変わらない。

貞任餅の名前の由来は、平安時代に東北で活躍した豪族「安倍貞任」から名付けた。
川上地区にはいわれは定かではないが「安倍貞任」塚があり、
「貞任」という地名が残っている。

農産加工グループ「ゆめ農房川上」が餅を製造販売をしていたが、
売れ行きがかんばしくなかった。
朝ついた餅は午後になると硬くなってしまうのが原因だった。
2023年に地域おこし協力隊で川上地区に赴任した林茂夫さんが、
他にはない硬くならない餅であれば売れるのではとインターネットで検索。
たまたま東北岩手県一関にある餅製造会社「大林製菓」が
やわらかい餅の製造特許を持っていることにたどり着き、
岩手県と川上地区を結ぶ人物「安倍貞任」のつながりで製造方法を教えてもらうことに成功した。
説得にほぼ1年。熱意が伝わり、丁寧にノウハウを教えてもらうことができた。
製造するのは農産加工グループ「ゆめ農房川上」。
もち米は地元産「ミヤタマモチ」、よもぎはグループが手摘みしている。
月・水・土曜の夜明け前から餅づくりに取り組んでいる。

川上地区で毎年11月に収穫祭が開催される。
2024年の収穫祭で初めて販売することになり
事前にいろんなところに出向いて餅まきを行った。
すると収穫祭当日には地域の人口80人を上回る100人の行列ができた。

貞任餅は餅まきに適しているという。
そのやわらかさ故に当っても痛くないんだとか。
撒き餅の注文も増え、好評を得ている。

注意点は加熱しすぎると溶けてしまうこと。
雑煮に入れる時には最後に温める程度に。

▼問い合わせ先
農産品直売所「ゆめ市場川上」
電話:0836-73-0638
営業:火・土 餅の販売は土曜のみ 
マルキュウ厚狭店では 月・水・土 販売