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3月13日(木)のYOU!どきっ

【みんなのふるさと】「紅梅 白梅 花の共演」萩往還梅林園・萩市

       

萩往還梅林園は吉田松陰の生誕160周年を記念して、1992年3月27日に開園した。
萩市の出身者の実業家 日隈広吉氏(ひのくまこうきち)から
寄贈されたのが梅の植栽の始まり。
現在、13種類 約250本以上の梅が咲き誇る。

もともと毛利の時代に梅園があり、
人々が萩のまちとの別れを惜しんだ場所である「涙松」の近くに開園した。
涙松は、萩城下から山口への道中で、城下が見える最後の場所。
松並木の間に見え隠れする萩を見返り、
別れを悲しんで涙を流すことから「涙松」と呼ばれている。
松陰も安政の大獄で江戸に送られる際、
涙松で故郷との別れを惜しむ詩を一句詠んだ。

例年は1月下旬から開花し3月中旬にかけ色とりどりの梅が咲き誇る。
はじめに紅梅が咲き、次に白梅への花のリレーが見られる。
開花の時期、園内は梅の香りに包まれる。
今年は寒波のため開花が約1カ月遅れた。
開花が遅れたが終わりはそこまで遅くならない。
そのため紅梅と白梅が一気に花開き、2色の梅を同時に楽しめる。
ソメイヨシノが咲く時期(3月下旬)まで梅の花が咲いている可能性もあり、
桜と梅を同時に楽しめるかもしれない。

 

毎年、見ごろに合わせて「萩往還梅林園まつり」が開催される。
今年は開花が遅れたこともあって1週間延長(3月2日を9日までに延期)したが
まつりが終わってもしばらく花が楽しめる。

5月(6月の場合もあり)には梅の実の収穫体験を開催予定している。

▼問い合わせ先
萩市観光課   
TEL:0838‐25‐3139