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5月2日(木)のYOU!どきっ

【みんなのふるさと】地域で守る大藤棚 下関市豊田町長正司

下関市豊田町にある長正司公園は、
この地を治めた豪族豊田氏の居城が築かれた城山の中腹にあり、
豊田盆地を一望できる。


フジのトンネルが続く急な階段を登って行くと、
そこには県下最大級の大藤棚が広がり、
甘い香りが漂う淡い紫色の花を咲かせている。
中央に立っている椿の大木に、絡みつくようにして成長し、
藤棚の大きさは縦15m、横30mに及ぶ。

1879年(明治12年)に地元の伊藤伊兵衛が
美祢市草井川の庄屋からもらいうけた鉢植えを地植えしたものであり、
樹齢約150年と言い伝えられている。

 

フジは2種類あり、階段に咲いているのがヤマフジ。
公園にある大きな藤がノダフジ。
藤棚は山の中腹にあるので下からだけでなく、上からも見下ろせるのがここならでは。

 
長正司公園を美しくする会(地元長正司自治会の有志)が、
年間4・5回フジの木の手入れや清掃で集まり、大藤棚による美しい景色を守っている。

▼問い合わせ先
豊田町観光協会 
【電話】083-766-0031