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8月28日(木)のYOU!どきっ
【みんなのふるさと】わが町の夏の夜空に咲く花火 伊佐十七夜祭ふるさと花火大会

美祢市伊佐地区は古くは宿場町として、
また幕末から明治にかけて薬売りの町として栄えた。
富山などと並び称されるほどで、天保期には32軒の薬商人が軒を連ねた。
現在はセメントの原料を採石する石灰石採掘鉱山や工場がある企業城下町で、
石灰石鉱山や工場が共存した街並みの風景が広がる。
以前の伊佐商店街では生活用品はなんでも揃っていたという。
また、栄えていた時代には毎月17日に市が立っていた。
戦後、高齢化などにより人口減少が進み多くの商店が閉じた。
現在は8月17日が地区の夏祭りとして残っている。
その夏祭りで花火を上げるようになったのは約60年前。

伊佐振興会が主催する花火大会は、
地区の企業を中心に協賛を募り地域で守る伝統の行事となっている。
当日は、子供神輿や多くの露店が出店し町が賑わう。
花火の開始は20時30分から、「UBE三菱伊佐セメント工場」敷地内から
約1300発の花火が約30分間絶え間なく打ち上げられ、
最後に尺玉の連発でしめくくる。

近くで連続して上がる花火の迫力は圧巻で、市内外から多くの人が見物に訪れる。
市単位の花火大会はあるが、
一つの地域(町)で花火を続けているのは他にはなく地域の誇りでもある。
▼問い合わせ先
伊佐振興会
TEL:090-1689-8783


