【山口】県と県警備協会の災害協定
県は警備会社でつくる団体と、避難所の防犯対策などに関する協定を結びました。県と協定を結んだのは、民間の警備会社63社が加盟する県警備業協会です。地震や津波などの大規模災害が起きた際、県は協定に基づいて警備スタッフの出動を要請します。警備スタッフは避難所のパトロールや、緊急車両の交通誘導などを担い、安全・安心の確保に努めます。=県警備業協会 豊島 貴子 会長=「1人でも多くの被災者、苦しんでいる方々のお役に立つことができることが警備業者としての使命だと思っています。」県は「被災者の速やかな生活再建と被災地の早期復旧につながる」としています。
【山口】サプライズゲスト登場!光市に誕生した小学校で開校式
学校再編で光市に誕生した大和小学校で、開校式が行われました。スペシャルゲストの登場に児童たちは大興奮です。大和小学校は少子化などに伴う学校再編で、周辺の4校が統合されて誕生しました。開校式で校長と児童に芳岡市長から新たな校旗が手渡されると、「光る明日へ」と名付けられた新しい校歌を、全校児童159人で初めて歌いました。この校歌は、シンガーソングライターの川嶋あいさんが作詞・作曲しました。体育館の入り口には、この時のために東京からやってきた川嶋あいさんの姿がありました。サプライズで、子どもたちの前に登場です。川嶋さんは両親を亡くして途方に暮れていた16歳のとき、光市出身の所属事務所の社長に連れられて市内に滞在して心を癒したそうです。特別な思いがある光市のためならと校歌の制作を引き受けました。みんなで一緒に校歌を歌い、記念すべき開校の日に花を添えました。大和小学校では、あさっての入学式で新入生32人が加わり、6学年が揃うということです。
【山口】7年に一度・約740年の歴史 下関で「浜出祭」
下関市豊北町で7年に一度の「浜出祭」が6日に行われました。人口減少の中、規模を縮小しての開催となりました。約740年続く「浜出祭」は、県の無形民俗文化財に指定されています。弘安4年の元寇で犠牲になった兵士の霊を鎮めるために行われたのが始まりとされています。前回の7年前までは、2つの神社からそれぞれ行列が出発して途中で合流した後、総勢約260人で土井ヶ浜の祭場を目指す「御神幸行列」が行われてきました。しかし人口減少などの理由から、今回は100人ほどが祭場の周辺を一周するのみに規模が縮小されました。祭りの呼び物となっているのが「鰤切」です。10kgを超える大きなブリを、討ち取った敵将に見立て片手で持ち上げた威勢をあげます。その後、見事な手つきでブリをさばいていくと、鮮やかな手つきに観客から拍手が沸き起こりました。浜出祭実行委員会は今回のやり方を参考に、工夫をこらしながら継続していきたいということです。
【山口】村岡知事 「トランプ関税は信じられない一方的な決定」対応策協議のため連絡会議を立ち上げ
いわゆる「トランプ関税」は、輸出関連分野が多い県内の製造業への影響が懸念されています。村岡知事は事業者への対応策を県の関係部局で協議する連絡会議を、新たに立ち上げると発表しました。【村岡嗣政知事】「世界の経済全体に大きな打撃を与える、本当に信じられない一方的な決定であると受け止めている。」アメリカのトランプ政権は日本からの輸入品に対し、24%の相互関税を課すと発表しました。自動車に対しては従来の2.5%に25%の関税を追加することになっています。自動車関連産業や製造業など、県内の輸出関連分野への影響が懸念されることから、県は事業者向けの相談窓口の設置のほか金融支援などを既に発表しています。村岡知事は関税の影響が長期化することも念頭に、産業・農林分野など県の関係部局で構成する連絡会議を新たに立ち上げ、情報収集や対策の検討を続けることを明らかにしました。【村岡嗣政知事】「直接アメリカに輸出している企業もそうですけど、例えば部品だったり製造機器だったり素材だったり、いろんなところで最終的にはアメリカへの輸出につながっているところの影響はある。今後起こりうる様々な変化、事業者のニーズの把握、これに応じた適切な対応を検討してまいりたい。」また村岡知事は年度初めにあたり、人口減少対策など県の重点施策の推進方針を県の幹部職員たちに改めて訓示しました。